こんにちは!今日も街のどこかでガチャガチャを回しているかもしれない、ガチャガチャ愛に溢れている皆さん、いかがお過ごしでしょうか?今回ガチャガチャラボのドメインを変更致しました。「ガチャガチャラボ」を引き続きよろしくお願いいたします。
ガチャガチャ・ガチャポンラボ所長のオノーちゃん( @GachaOnoo )です。
今回は最新のガチャガチャ市場の動向をオノーちゃんが調査した数値になります!なんと、2023年度から2024年度にかけて、市場規模が1,100億円から1,400億円へと大きく成長していることが判明しました! こちらの数値は各ガチャガチャメーカーの卸売上を小売価格にした合算数値になります。その成長額、なんと300億円!率にして約20%もアップしているんですから、ガチャガチャ人気はまだまだ衰えを知らず、加速しています!
ガチャガチャ専門店とガチャガチャビジネスの基盤オペレーター事業
ガチャガチャ伝導師のオノーちゃんが「ガチャガチャって面白い!!!」と喜んだのも束の間、ちょっと気になるデータも見えてきました。市場を牽引してきたのが、主にガチャガチャ専門店です。「ガチャガチャ専門店」の事業規模は、市場全体2023年1100億円のうち300億円(市場全体の27%)だったのが、2024年度1,400億円のうちにはなんと500億円(市場全体の35%)にまで拡大!市場全体に占めるガチャガチャ専門店の割合が増えてことが要因です。
もちろん、「ガチャガチャ専門店」以外の本来のガチャガチャビジネスの基盤オペレーター事業の売上も拡大していて全体の市場規模としては、2023年度のオペレター事情は800億円から2024年度には900億円へと増えています。でも、市場全体に占める割合を見てみると、オペレーター事業は72%から64%へと、ちょっぴりダウンしているんです。ガチャガチャのオペレーター事業比率が減り、ガチャガチャ専門店への転換がこの2年でおこりました。
この数字から何が言えるのか?それは、市場全体の成長の要因が、「ガチャガチャ専門店」の売上ががより大きく受けている可能性があるということ。これから「ガチャガチャ専門店」の独自性で店舗オリジナルの商品を開発しお客さんを取り込んでいかなけば売上が作っていく必要ででてきました。
オリックスが「ガチャガチャの森」に出資
そんななかオリックスが「ガチャガチャの森」に出資を決めました。この出資は、ガチャガチャの成長を加速させるための包括的な支援であり、市場競争力の強化と持続的な事業発展を目指すと報道がありました。ガチャガチャビジネスが拡大していくなか更らなるインフラビジネスを強固にする為には必要なことなのかもしれません。
オノーちゃんがユージン時代にガチャガチャ専門店をモールに展開していましたが当時バンダイ、ユージン入れても月の商品アイテム数が100アイテムをあるかぐらいでほぼキャラクターだったのでお客さんが飽きるのも早く独自で専門店を展開するのは難しいという判断で撤退にいたりました。
ガチャガチャ市場のこれから
ガチャガチャ市場の成長スピードが、2021年頃と比べると落ち着いてきているようなんです。専門店の出店も一段落し、大型商業施設内の店舗もそろそろ飽和状態なのかも…という声も聞こえてきます。国内の景気動向も、少なからず影響しているのかもしれません。
そんな状況でも、不況に強い小銭ビジネスのガチャガチャへの愛はまだまだ熱い!特定の人気シリーズだけでなく、「カプセルに入っている面白いもの」何がでてくるかわからない楽しいガチャガチャはガチャガチャの基盤であり、市場がもしピークを迎えたとしても、急激な落ち込みにはなりにくく設置もお客さんがいる場所へと変化していくことで微増に拡大していくかと思われます。
ガチャガチャ専門店を海外へ展開
国内市場は、遅くとも2026年頃にはピークを迎えるという見方もある一方で、海外市場には大きな期待が寄せられています!特にバンダイが、「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」を積極的に展開していて、韓国、中国、台湾を中心にアメリカにも進出、これから日本のガチャガチャカルチャー文化が根付いていく可能性は大いにありそうです。
ガチャガチャ市場を盛り上げるガチャガチャメーカー
現在の市場シェアを見てみると、やっぱりバンダイとタカラトミーアーツの2強が圧倒的です!この2社で6割以上のシェアを占めているんですからすごいです! その後を追うように、キタンクラブ、クオリア、ブシロードクリエイティブ、スタンドストーンズといったメーカーさんが、年間20億円~40億円規模で頑張っています。
さらに、ケンエレファントや、個性的な商品を展開しているメーカーも続々と登場しています。ただ、中小メーカーさんの中には、まだまだ規模が小さいところも多く、今後の国内市場の状況によっては、淘汰が進んでしまう可能性もあります。
飽和しつつある国内市場で、各メーカーがどのように顧客を囲い込み、新しい魅力を打ち出していくのか。そして、成長が期待される海外市場で、どのような戦略を展開していくのか。
今後のガチャガチャ市場が、ガチャガチャメーカー寡占化が進むなか中小メーカーが独自の魅力を発揮して存在感を増していくのか。引き続き、この動向をしっかりと見守っていきたいと思います!
んじゃまた!!!