大人ガチャガチャの軌跡! 大人を惹きつけるガチャガチャの魅力とは?
みなさんこんにちは、ガチャガチャラボのオノーちゃんです。今年はなんとカプセルトイ誕生から 60周年。
市場規模は 1,400億円 にまで広がり、もはや子どものおもちゃにとどまらず“大人文化”として確立しました。
先日、キタンクラブの古屋さん、クオリアの小川さんとご一緒に「なぜ大人はガチャガチャに惹かれるのか?」というテーマで「ギフトショー2025」トークをしました。
そのときの内容を少しシェアしたいと思います。
ガチャガチャラボ所長のオノーちゃん( @GachaOnoo )です。
大人ガチャの始まりは1995年「スリムボーイ」から

1995年スリムボーイ発売
1995年、少子化の影響で子ども市場が縮小し始めた頃。
そこで登場したのが 「スリムボーイ」 というガチャマシンです。
大人向けに200円商品が企画され、ここから“キダルト”市場への第一歩が踏み出されました。
2012年「コップのフチ子」がSNSで大ブレイク

2012年コップフチ子発売
そして次の大きな転換点は 2012年の「コップのフチ子」。
キタンクラブの古屋さんが「大人女性」を意識して企画したこの商品は、SNSで瞬く間に拡散。
なんと 2,000万個以上 売れました。
当時営業を担当していたのが、今クオリアを率いる小川さん。
台湾でのイベントでも女性人気が高く、“大人女性×ガチャガチャ” という新しい流れが確実に芽吹いていました。
そして次の大きな転換点は 2012年の「コップのフチ子」。
キタンクラブの古屋さんが「大人女性」を意識して企画したこの商品は、SNSで瞬く間に拡散。
なんと 2,000万個以上 売れました。
当時営業を担当していたのが、今クオリアを率いる小川さん。
台湾でのイベントでも女性人気が高く、“大人女性×ガチャガチャ” という新しい流れが確実に芽吹いていました。
2016年 クオリア設立と「にっこりーノ」現象

にっこりーノ
2016年、小川さんが立ち上げた クオリア。
「にっこりーノ」などのヒット商品を生み出し、YouTube配信やポップアップショップでファンとの距離を近づけていきます。
イベントで子どもたちに囲まれる小川さんの姿は、まさにガチャの“新しいあり方”を示していました。
大人も子どもも一緒に楽しめるコミュニティー作りのガチャガチャの姿がここにありました。

コミュニティー作り
2025年「ガチャガチャ展」 38,000人が熱狂!

ガチャガチャ展大盛況
そして今年開催した「ガチャガチャ展」。
来場者は 38,000人、そのうち 7割以上が大人女性 でした。
11社が参加し、各社が自慢の商品を展示。
でも雰囲気は「ビジネスショー」というよりも、文化祭のような熱気。各メーカーブースからは“ガチャガチャクリエイター”熱量がそのまま伝わりました。ガラスケースに閉じ込めない展示方法もSNS拡散に繋がり、「えっ、この商品ってこんなに大きかったの?」と驚く声も。
ガチャガチャ展に見る「親子像」ガチャガチャの未来
来場者の中には大人の女性の姿もとても多く見られましたが、親子で並んでカプセルを手にしている光景も多く、なんとも微笑ましいものでした。
印象的だったのは、ガチャガチャをめぐる親と子の関係性。かつては「子どものおもちゃ」としてのイメージが強かったものが、いまや親世代も自然に楽しみ、子どもの選択を尊重している姿が多く見られました。ガチャガチャの未来を考えるうえで、この「親子像」は大きなヒントになるのではないでしょうか。子供達の多くがUnextで昔のアニメを見ていると言うことをガチャガチャ展でよく聞きました。子供達は昔のアニメを見てると言うんです。「幽遊白書」「セーラームーン」や昔のアニメを観ている子供達と子供の頃に観ていた親は子供と推しが共有されている状況が増えているんです。
世代間での価値観の隔たりが小さくなっているのも特徴です。キダルト向けのガチャガチャアイテムは、親世代にとっては「懐かしい」、子どもにとっては「かわいい」や「面白い」。その感覚の共有が、世代を超えて共通の話題を生み出しています。
ガチャガチャは、単なる玩具やグッズを超えて、親子のコミュニケーションをつなぐ“架け橋”になりつつある。展覧会場での親子の笑顔を見ながら、そんな未来を感じました。
んじゃまた!!!